コピーライターの学校に通った後、広告制作会社に就職でき、幅広い広告物の制作に携わった経験があります。企業の広告宣伝活動をサポートする仕事として、パンフレットなどを制作する仕事がメインでした。勤めていた制作会社では、打ち合わせや外注先のコントロールを行うディレクターの仕事も、コピーライターが行ってました。最初はキャリアのある方に同行してそのノウハウを吸収し、徐々に一人で打ち合わせも行えるようになっていきました。そのため、当初から幅広く活躍できる環境があり、クリエイターとしての成長度が速かったように感じます。クライアントと打ち合わせを行うことで、それぞれの案件における、広告宣伝の目的や意向がしっかり掴めます。効果が上がる広告物を制作するためには、このファーストステップが重要だと感じました。そしてコピーライティングのみならず、企業の販促活動の一環としてプランニングの仕事も担当するようになりました。そして最初に担当したのが、プレミアム企画です。ある製品のプロモーションとして、定期的に展開しているキャンペーンがあり、抽選応募の仕組みとその賞品を企画する仕事でした。初めてのプランニングでしたが、販売促進に繋がるプレミアムプランを立てる仕事は、アイデア出しが好きな私にとってとても楽しい作業となりました。製品の特性や魅力がアピールできるキャンペーンタイトルや仕組みなどの骨子をまず考え、さらにそれに相応しい賞品セレクトを行っていきます。自分自身、プレミアムがついている商品はすぐに買ってしまう性格であるため、どんなものに魅力を感じるのかは肌感覚で分かりました。このプロモーション企画で大変だった点は、企画段階でも賞品の確保の目途を立てておく必要があった点です。当選数が多い場合、その企画が通った時の発注先の確保や納期に間に合わせる必要があるため、アイデアばかり先行できないという縛りもありました。そんな苦労はありましたが、最初のプレミアム企画の仕事も順調に進めることができ、思い出の初プロモーション企画の仕事となりました。